借金を返せない時にどうなる

借金が重くて先がよく見えない

@消費者金融などでお金を借りる。
Aクレジットカードのリボ払いを利用する。

 

この二つの違いはお分かりでしょうか。
@はお金を借りたとすぐわかるでしょう。
返済ができないと、督促されて放置しておくと裁判所に訴えられ、最後は自分の給料の差押に遭います。
会社からの信用はガタ落ちになり、勤めていることができなくなります。

 

Aはお金を借りているという感じがしない人も多いでしょう。
でも、カード会社からお金を借りて一括払いの支払をしているに過ぎません。
消費者金融より低めですが「手数料」という名前の利息を支払っているだけです。

 

クレジットカードのリボ払いを使いすぎて支払ができなくなった人は少なくありません。
私も実はその一人です。
クレジットカードのリボ払いを頼り過ぎ、支払がきつくなり消費者金融からお金を借りました。

 

結果として、返済ができなくなったのです。
最初は、返済に苦しむことはありませんでした。
楽勝と言ってよかったです。
でも、こんな理由で支払ができなくなっていきました。

 

・ 毎月の返済額が徐々に増えた
・ 会社の業績悪化でボーナスが減った
・ 給料だけでは支払ができず消費者金融からお金を借りた
・ 返済ができず督促をされるようになった
・ 督促が厳しいため他の消費者金融から借りた
・ 更に返済額が膨れ上がった

 

以上の順番で、真綿で首を絞められるようにジワジワと返すことができなくなっていきました。
最後は督促状が届き、会社にも消費者金融やカード会社から電話がかかるようになり、債務整理を決断しました。

 

もし、私が債務整理を決断せず、督促状の「脅し」を無視したら次のようになっていたでしょう。

 

・ 督促状を無視する
・ 職場や自宅に消費者金融やカード会社の人が来る
・ 一括返済の請求が届く
・ 裁判所から「被告人」として出頭命令が届く
・ 敗訴する
・ 給料や貯金が差し押さえられる
・ (場合によっては)会社を解雇される

 

会社を解雇されるのは最悪のパターンですが、会社側からすると「みっともない」話ですし、給料の差押に遭ったことは社内にすぐ広がります。
勤め続けることができず、解雇されなくても、自主退職することは珍しくありません。

 

私はこの一歩手前で踏みとどまることができました。
今でも同じ会社で働いています。

 

借金を返せない、その時には

借金が返せなくなると、毎日頭の中は借金のことばかりになります。
仕事が手に付かず、つまらないミスを連発するでしょう。
実際に私もそうでした。

 

ただ、それではいけないと仕事に集中するようにすると、ミスは減りました。
その間だけは借金のことを忘れることができましたが、仕事が終わると同時に悪夢のように借金のことを思い出してしまいます。

 

もっとも、今考えてみると、その時に別の手段を使うことで、もっと早く借金問題を解決し、返済に向かって歩き出すことができたのではないかと思う事もあります。

 

おまとめローン

銀行や消費者金融では「おまとめローン」の宣伝をしていることがあります。
借金の一本化で返済額が減り、返済期間も短縮できると言われているようです。
しかし、借金返済が滞ってしまったら「おまとめローン」は使えません。

 

「おまとめローン」もローンですから、申し込めば審査があります。
消費者金融やカード会社の支払が滞ると、それが単期間であればともかく、長期間になると「事故」として信用情報機関は取り扱います。
簡単に言うと「ブラックリスト」です。
督促状が自宅に届いた時点でブラックリストに載っている事が多いでしょう。
債務を一括で支払えと請求が来たら絶対ブラックリストです。

 

債務を一括で支払えと請求が来た際、差出人を確認してみると、自分が借りたはずの消費者金融やカード会社ではないことに気が付くでしょう。
消費者金融やカード会社の保証会社が、あなたの借金を引き継ぎ、請求しているのです。

 

いくら金融機関がおまとめローンの大宣伝をしていても、ブラックリストになってしまった人にお金を貸してくれることはありません。

 

人から借りて返す

では、どこからもお金を借りることができないのでしょうか。
可能であれば、自分の親や家族に借りるのも一つの方法です。
自分の親に資産があり、貸してくれそうなら事実上無利息で借りることも可能ですから、条件としては一番いいでしょう。

 

ただ、どうしてそんなことになったのかと、しつこく探られるでしょう。
自分の借金は他人に内緒にしたいものです。
増して、督促状が届いたり、ブラックリストに入ってしまったりするようなことは絶対内緒にしたいはずでしょう。

 

とはいえ、背に腹は代えられません。
可能であれば、親や兄弟を頼ることも一つの手段でしょう。

 

もっとも、友人や会社の上司はやめた方が賢明です。
特に友人からお金を借りることは絶対お勧めできません。
このような状態になったとしたら、お金を友人から借りても返せないでしょう。
友人もあなたにお金をあげることまで考えていないはずです。

 

自分だって誰かにお金を貸して、返してくれなければいい気はしませんし、むしろ怒りを感じるのではないでしょうか。
友達から返せない借金をしてはいけません。

 

返せない相手にお金を貸さなければいけないことは嫌なことです。
そんな目に自分の友人を合わせることはできないでしょう。

 

稼いで返す

本業の収入で足りなくて返せないのであれば、アルバイトでも副業でもして足りない分を補う事も一つの方法でしょう。
ただ、多くの会社は兼業を禁止しています。
本来の職務に支障が出るだけでなく、会社の仕事と一緒の仕事を従業員が勝手に始めたら、売上が落ちてしまうからです。

 

そのため、多くの場合アルバイトで借金返済をすることは難しいでしょう。
内緒でアルバイトをすればいいじゃないかと言われるかもしれませんが、アルバイト先の会社が市役所などに給料の支払額を報告し、それが勤め先にバレます。

 

自分の給料明細を見るとわかりますが、県や市の給料が毎月引かれているはずです。
この金額は、前年の収入から県や市が計算して勤め先の会社に送っています。
この際、金額しか送付しませんが、会社が内容をチェックしている事が多いです。
間違っている事もあるからです。

 

アルバイトをしていると、税金が多くなるのは当然ですが、勤め先の会社が支払っている金額から計算した金額以上に請求されればおかしいと思うはずです。
こうしてバレるのです。

 

もし、やるとしたら自営業しかないでしょう。
でも、どれだけ稼げるかわかりません。
下手をすると返せない金額が増えるだけの悪循環になりかねないのです。

 

債務整理

私のような状況に陥ると、たいてい先ほど説明した3つの手段はどれも利用できないでしょう。
結果として、他の方法を選択するしかなくなります。

 

私の場合は債務整理を選びました。
他に選択肢がなかったからです。

 

返済できなくなったら

私は借金返済ができなくなってきたにもかかわらず、なんとかできるかもしれないと解決を先送りしてしまいました。
一人暮らしをしていたため相談できる相手がいなかったという事もあります。
早く借金問題を解決しようと自分で真剣に考えれば、もっと早く債務整理という方法を知ることができたでしょう。

 

しかし、結局私は自転車操業のように他の消費者金融を頼ったり、使えるクレジットカードでその場しのぎをしたりして、時間稼ぎをしていただけでした。
結局、全てのカードが使えなくなり、毎日の生活資金も捻出できないことになってしまったのです。

 

借金問題を解決しようとした時に、ネットでいい方法はないかと調べました。
女性の方の中には、風俗嬢としてアルバイトをして完済した方もいらっしゃるようです。
しかし、中には返済中に親にバレてしまい、悲劇的な結末をたどった女性もいらっしゃったとのことでした。

 

先ほど「稼いで返す」という項目でアルバイトはバレるという話をしました。
ネットには風俗の仕事で稼いだお金を申告したためアルバイトがバレたという女性の話も載っていました。
下手に稼ぐことは危険があるのだと改めて思い知らされました。

 

もっとも、男の私に風俗の仕事はできませんが…

 

結局、返せないほどの借金を背負ってしまったら返すことは絶望的なのです。
借金問題解決を専門としている弁護士は、できるだけ自己破産は避けたいと話していらっしゃいました。
しかし、私は他の方法が使えずこの方法を選択せざるを得ませんでした。
債務整理の中では一番効果があると言われますが、最悪の結論を招きかねない方法とも言えます。

 

弁護士が「もっと早く相談をしてくれれば、自己破産をせずに済みましたが・・」と残念そうに話してくれたことは今でも覚えています。
この方法の手続自体は難しくありません。
しかし、官報に載ると掲載日に怪しげなセールスマンが自宅に来ます。

 

しばらくすると、大量のダイレクトメールが届くようになりました。
全てヤミ金や詐欺師、又は犯罪がらみと思える「勧誘」です。
中には「振り込め詐欺の出し子」じゃないかと思われるような「仕事」の勧誘もありました。
そう言えば、人間モルモットの「治験」のお誘いも何度も来ていたと思います。

 

自己破産をすることで借金問題は解決します。
しかし、事実上私の名前は官報に一生残ってしまうのです。
現在の官報はデジタル官報なので、私が死んだ後も自己破産の事実は残り続けます。
これが債務整理の結果です。

 

私のような人がこれ以上出てこないように、私がどうして返せないほどの借金を背負ってしまったのかを述べてみたいと思います。
心当たりがある人は、できるだけ早く債務整理の相談を専門の弁護士にした方が賢明です。

 

早く対応することで、もっと効率的でダメージの少ない債務整理を選択できたかもしれません。

 

わたしが借金まみれになってしまったわけ

私は車が趣味でした。
ドレスアップです。
ただ、非常にお金がかかります。
エンジンなどにも手を入れたため、新車価格の倍近くになります。

 

ただ、車自体は新車で購入したため、車のローンはありませんでした。
クレジットカードで支払をしていたのは、ドレスアップのキットやエンジンのROMなどです。
いずれも10万円単位の金額なので結構な金額になります。
でも、ショップの支払はクレジットカードでできますから、気軽に購入することができました。
支払が大きいなと思ったらリボ払いにしていたのです。

 

リボ払いの支払は、最初の支払は少額なので負担がありません。
いい気になって10万円を超えるレーシングスーツやヘルメットまで買ってしまい、更に買い物が増えました。
こんな買い物をしていたら返せない状態になるのは目に見えています。

 

先ほど、リボ払いが膨れ上がったと述べましたが、日常生活だけであればリボ払いが膨れ上がるようなことはありませんでした。
こんな買い物をしたり、自分の車でサーキットを走ったりする走行会に何度も参加していたのでお金がかかりました。

 

走行会は現金支払だったので、預金から引き出して支払っていたのですが、そうするとクレジットカードの決済代金が足りません。
結果としてリボ払いに頼るしかなくなってしまったわけです。
そして、クレジットカードの決済ができなくなると消費者金融からお金を借りました。

 

ただ、リボ払いで支払を調整したり、消費者金融でお金を借りたりすることができた間はよかったのです。
しかし、リボ払いの限度額を使い切り、消費者金融の融資限度額も使ってしまうと、どこかの支払が滞ります。

 

そして、督促状が届き、裁判で訴えると最後通告のような請求書が届いたのです。

 

リボ払いのワナ

カード会社が積極的に宣伝しているリボ払いは、一見支払が少なくなって便利で助かる支払方法です。
しかし、カード会社から借金をしていることに気が付いている人は多くありません。

 

弁護士に借金問題の相談をした際に、消費者金融は借金の規模がわかりやすいけど、リボ払いはわかり難くて借金地獄にハマる人が多いと言っていらっしゃいました。
また、リボ払いには限度額があるものの、収入が多い人は限度額に達するまでに時間がかかるため、気が付いた時には返せないほどの金額になっている事があるようです。

 

自分の給料が他の人に比べ、特に多いわけではないと思います。
しかし、リボ払いの限度額はゴールドカードを利用していたこともあり、確か100万円を超えていたような気がします。
また、他のカードでもリボ払いの枠はあったので、リボ払いという名前の借入をいっぱいしてしまい、返せない規模になってしまったのです。

 

カード会社の明細もリボ払いの明細がどうなっていて、利息がどの程度なのかがわかりにくいです。
また、自分が利用しているリボ払いの残高がどれだけあるのかも請求書の下の方に目立たないように表示されています。
これでは、リボ払いのワナにハマってしまう人が多いわけです。

 

ちなみにリボ払いが多いと、消費者金融では審査が通りにくいようです。
消費者金融で借金しようとした時、まず大手消費者金融で申込をしたのですが、年収の3分の1どころか、1割程度の限度額しか設定されませんでした。
消費者金融によっては審査に通らなかったこともあります。

 

これも私のリボ払い残高を見て「危ない」と思ったのでしょう。
大手消費者金融でキャッシングしたお金は、すぐにリボ払いの支払に消えました。
とても足らないだろうと思い、翌月職場近くの消費者金融に申込をするしかありませんでした。